小説的な何か的な何か
どうしてだろう、こんなに季節がたっていたことを君はどうして教えてくれなかったのだろうか、
とある物語の怪物は、魔女に魔法をかけられ美しい王子かた醜い怪物となったのだ。だが、私は自らに魔法をかけ、醜い愚民から美しい怪物となったのだった。
人々は「愛」を紡ぐ。その美しさに私は窓の外をながめていた。あんなに私のことをコケにした
人間達でも、お互いがお互いを愛し、共に歩む。その姿はとても美しかったのだ。
この私が作った城には窓はあるが扉は無い。何故かって?それは、、、何と言えば良いのだろうか、私は美しいものであり、人とは違うというか、、、なんというか、、、まあ、テキトウに考えていてくれ。
しかし、毎日毎日この日々も飽きる。だが、考え事にふけっても、寝ても、そこには「過去」の自分しか反映されるものはなくて、自分で自分を殺しにかかっているような物だった。私の城は広い。とても広いのだが、私しか居ないため、とても「空虚」に満ちていた。
ガシャーーーン ガラガラ
レンガの壊れる音、その時私にとてつもない鳥肌と、何かが来る、という恐怖が走った。今までずっと私一人でいた城だ。ムリはない、、、はずだ。
ドンドン近づいてくる。い、、、、いやだ、、、また奴らなのか?、、、来るな、、、来るなっ!!
そこに現れたのは、私と同じ、いや、すこし大人びた顔をしている年上に見える容姿の少年が立っていた。ソイツはどんどん近づいてくる。やめろっ!やめろおおおお、、、、!!! すると、私の肩にとても暖かいなにか、いや、手が触れた。少年はこう言った
「悲しいほど冷たいね。ずっと寂しかったんだね。」
体の隅から隅までが暖かくなり、力がぬけた。
駄目だ。早く逃げないと、私は少年の手を払い逃げた。
だが、少年が壊した穴がわからない。私は城を大きく作りすぎたことをとても後悔した。
折角自分が怪物になって、自分だけの城まで作って、自由になれたのに、嫌だ、嫌だよ
「待って!!」
ハッと後ろを振り返ると、少年がすぐ後ろまで来ていた、その驚きと恐怖で足が動かない。
逃げないと、逃げないと、逃げ、、、 次は肩じゃなく、体全体にぬくもりが広がった。
「今までずっと僕等が怖かったんだね。でも、僕は君にヒドイことしようなんて考えていないよ」
「うるさい!!うるさいうるさいうるさい!!」
噛み付いて、引っかいて、暴れた。それでもその少年は私を抱きしめて離さなかった。
つっかれたあああああああああああああああああ
ということで一旦中断。元曲は初音ミクの「The Beast.」です。